いわゆる「団塊の世代」がご年齢を重ねられてきたことにより、相続・事業承継のご相談が右肩上がりで増えております。特に不動産を多く所有する場合には、複雑な法的問題が生じます。当事務所では、不動産業に特化したサポートによる知見・ノウハウを活かし、相続についての総合的なサポートを提供いたします。
また、事業承継には、建設業・不動産業ならではの課題もありますので、それらの点にも目配せした伴走支援を行っております。
労働災害対応
サービス内容
不動産が絡む相続では、分割の方法、評価、担保の処理など、様々な観点で複雑な法的問題が生じることがあります。専門的な知識と経験により、適切な事前準備を行うことで、紛争の未然予防ができます。
- 不動産の分割・処理に関する戦略設計
- 抵当権・根抵当権の処理
- 賃借権の承継に関するサポート
- 不動産会社と連携した不動産評価の算定
様々な専門家と連携し、相続した不動産の有効活用や適切な処分を行い、相続人の利益最大化を図ります。
- 賃貸経営・不動産投資・不動産売却の検討、等価交換等の活用(不動産会社・不動産鑑定士との連携)
- 信託・任意後見の活用(司法書士・信託銀行等との連携)
- 相続税・譲渡所得税のシミュレーション・最適化(税理士との連携)
サービス内容
建設・不動産業の事業承継には、許認可の承継、技術の伝承、取引先との関係維持、従業員の雇用確保など、様々な課題があります。各社の課題をクリアできるような包括的な承継計画により、円滑な事業承継を実現します。
- 現状分析・課題の抽出
- 承継方法・スケジュールの検討
- 後継者の選定・育成計画策定
- 技術の伝承に関する計画策定
- 株式・事業用資産の承継方法
- 許認可・免許の承継手続き
- 取引先・金融機関との調整
事業承継の方法は株式譲渡、事業譲渡など複数あります。また、承継先によっても、親族内承継、従業員承継、第三者承継(M&A)で配慮すべき事項が異なります。それぞれのメリット・デメリットを検討し、最適な方法を選択していただき、適時適切な承継を実現します。
- 方法・承継先の選定
- 事業譲渡契約書の作成・交渉
- デューデリジェンスの実施
- 相手方との交渉
- 株式譲渡契約書の作成・チェック
- クロージング等
サービス内容
遺言書は相続紛争の予防と円滑な相続手続きのために重要です。特に不動産を多く所有する場合や事業を営む場合には、公正証書遺言の作成をお勧めします。
- 遺言内容の検討・相談
- 遺言執行者の検討
- 遺留分への配慮・対策
- 公証役場・公証人との折衝
- 作成の立会
- 遺言内容の見直し・変更
遺言執行者として、遺言内容の実現と相続手続きの円滑な実施をサポートします。複雑な不動産相続や事業承継も適切に処理します。
- 相続財産の調査・確定
- 相続人・受遺者への通知
- 不動産の名義変更・登記
- 預貯金・有価証券の承継
- 債務・負債の処理
サービス内容
相続人間で円滑な遺産分割ができるよう、協議を代理して行います。協議が成立しない場合、家庭裁判所での調停・審判手続により解決を図ります。より早く、より満足度の高い解決ができるよう、様々な提案をしながら、望ましい遺産分割を目指します。
- 相続財産の精査
- 特別受益・寄与分の確認と主張立証
- 分割方法の検討・提案
- 遺産分割協議・調停・審判の代理
相続人1人だけに全財産を相続させる内容の遺言がある場合などは、他の相続人の最低限の取り分(遺留分)の侵害が問題になることがあります。遺留分を侵害する遺言や贈与に対して、遺留分侵害額請求により適正な相続分の確保を図ります。請求される側の場合は、相手方の請求金額が過大なことも多いため、適切な金額になるよう知見をフル活用して対応いたします。
- 遺留分侵害の有無の確認
- 遺留分侵害額の計算
- 交渉・調停・訴訟の代理
相続の紛争は、多方面にわたることがあります。
それらの紛争についても、これまでの経験を活かして、得られるべき利益を保全したり、無用な不利益を被ることがないように全力を尽くします。
- 使途不明金・遺産の隠匿への対応
- 遺言の無効に関する紛争対応
- 亡くなる直前・判断能力低下後の財産処分に対する対応
- 推定相続人による親・親戚の囲い込み対応
財産よりも債務のほうが大きな相続や血縁の遠い相続などでは、相続放棄をすることが最も有益であるという場面があります。その場合の手続を包括的に支援します。適切な判断と迅速な手続きにより、確実に相続放棄ができるよう尽力します。
- 相続財産・債務の調査
- 相続放棄の可否・効果の検討
- 家庭裁判所への申述手続き
- 相続放棄申述書の作成・提出
- 債権者・利害関係人への通知
- 相続財産管理人の選任申立て
実績・事例
不動産オーナーの相続についての円滑な処理
案件概要
不動産を複数所有し、金融資産も多く残して亡くなった被相続人の相続
課題
分割の方法(誰にどの財産を割り当てるか)
解決方法
それぞれの意向を聴取し、求める遺産の内容や範囲を把握して調整
結果
全員が満足の行く内容で遺産分割協議が成立した
相続不動産紛争の調停解決
案件概要
兄弟間での不動産の遺産分割について調停となった(兄側)
争点
不動産の評価・分割方法
解決方法
代償分割により、兄が不動産を全部したうえで代価を弟に支払った
結果
不動産を全部取得したいという兄の要望を叶えた内容で調整が成立した
